韓国の留学ビザについて解説 必要書類や期間を解説

K-ETA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします
Menu

韓国の留学ビザについて解説 必要書類や期間を解説

更新日 : 2025/08/04

韓国の留学ビザについて解説 必要書類や期間を解説

韓国留学に関連するビザの種類

韓国留学を希望される日本国籍者は、ビザの取得が必要です。滞在期間や入学先により取得すべきビザが異なるため、ご自身の目的にあったものを申請しましょう。
以下では、留学に関連するビザや申請方法について紹介します。

短期総合ビザ(C-3)

語学堂や語学学校で1学期のみ韓国語を学ぶ予定の方は、短期総合ビザ(C-3)の取得が必須です。ただし、短期総合ビザ(C-3)では90日までの滞在しか認められないため、2学期以上(91日以上)の就学を希望する場合は一般研修ビザ(D-4)への変更手続きが必要となります。手続きでは標準入学許可書や在学証明書を用意し、韓国出入国管理事務所にて申請を行ってください。一般研修ビザ(D-4)で許可される滞在期間は6か月または1年間の場合が多く、入国後に最大2年間まで延長することが可能です。

一般研修ビザ(D-4)

韓国で91日以上の留学を希望する方は、事前に一般研修ビザ(D-4)を取得してください。ビザ申請には標準入学許可書と申請者ご本人の銀行残高証明書が必要となり、承認された場合は登録した学期に応じて滞在期間が決定します。例えば2学期分の登録および授業料を納付した場合は、韓国で6か月または1年間の滞在が認められます。4学期では6か月または1年間の滞在が許可された後に、3か月ずつビザの延長手続きを行い最大2年間まで滞在することが可能です。なお、韓国に91日以上滞在する場合は、出入国管理事務所にて外国人登録を行う必要があるため忘れずに手続きを行いましょう。

留学ビザ(D-2)

韓国の専門大学や大学、大学院などへ正規留学をする際は留学ビザ(D-2)の取得が必要です。また、大学間の交換留学プログラムに参加する学生や、特定の研究活動に従事する場合も留学ビザ(D-2)の申請対象となります。一般研修ビザ(D-4)が語学堂や語学学校での韓国語研修を目的としているのに対し、留学ビザ(D-2)はより専門的な学術課程に特化したものです。日本で留学ビザ(D-2)を申請し、承認された場合は6か月または1年間の韓国滞在が認められます。なお、最長で2年間滞在することも可能ですが、その際は韓国国内で滞在期間の延長手続きが必要です。

ワーキングホリデービザ(H-1)

正式名称は「観光就業(H-1)ビザ」と呼ばれ、満18歳~25歳の日本国籍者が主に観光を目的として韓国へ渡航する際に利用できるビザです。申請が承認された場合は、最大1年間の韓国滞在が認められます。滞在期間中は、生活資金を補うための就労(週25時間まで)が許可されるため、旅行やアルバイトなど自由にプランを立てて活動することが可能です。また、大学付属の語学堂や語学学校へ通学できますが、大学や専門大学への正規留学は認められないためご注意ください。韓国で留学を希望される方は、ワーキングホリデービザ(H-1)ではなく一般研修ビザ(D-4)の取得が必須となります。

ビザの申請方法と必要書類

留学を目的として韓国へ渡航する際は、必要書類を準備して駐日本国大韓民国大使館または総領事館で申請手続きを行う必要があります。韓国ビザの申請方法については、以下をご参照ください。

①ビザの申請条件を確認
韓国へ留学をする際は、渡航目的や入学先に合ったビザの申請が必要です。ビザによって申請条件が異なり、例えば留学ビザ(D-2)は高校を卒業した最終学歴がある方のみ申請が認められます。また、留学先が「ビザ制限大学」に指定されている場合は、追加審査が必要となる可能性が高いため注意が必要です。詳しくは志望大学の公式ウェブサイトより、最新情報をご確認ください。

②必要書類を準備
ビザの申請には、査証発給申請書やパスポートなど書類の準備が求められます。
韓国ビザの申請に必要な共通書類は以下の通りです。

  • 残存有効期間が6か月以上あるパスポート
  • 査証発給申請書
  • 6か月以内に撮影した顔写真1枚(カラー、サイズ35mm×45mm)
  • 住民票

ビザの種類によって、在学証明書や標準入学許可書などが必要となるため事前に大使館または領事館の公式ウェブサイトで確認しましょう。

③必要書類を大使館または領事館に提出
日本国内の大使館および領事館は札幌、仙台、東京、横浜、新潟、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡の計10か所にあり、居住地によって訪問する申請先が異なります。必要書類を全て揃えて、最寄りの大使館または領事館の窓口に提出してください。受付は完全予約制となるため、事前に申請先の公式ウェブサイトで「個人申請」の予約を行ったうえで訪問しましょう。
各大使館および領事館の住所や連絡先については、駐日大韓民国大使館の公式ウェブサイトで確認できます。

④ビザの審査結果を確認する
ビザの審査結果は、韓国ビザポータルサイト“KOREA VISA PORTAL”で確認できます。「照会/発行」のタブから、「進捗状況の照会と出力」を選択すると検索画面に遷移します。検索画面ではパスポート番号、名前、生年月日を入力してください。申請受付が完了した場合はステータスに「Application Received」と表示され、審査が終わると「Certificate」ボタンに変わります。審査には2週間程かかるため、早めに手続きを行いましょう。
また、ワーキングホリデービザのみビザの申請および受け取りは全て大使館または領事館の窓口で行われます。

⑤査証発給確認書のダウンロード
審査で承認された場合は、“KOREA VISA PORTAL”で査証発給確認書(VISA GRANT NOTICE)をダウンロードし印刷してください。照会画面の「Certificate」ボタンをクリックする事でダウンロードが行えます。査証発給確認書(VISA GRANT NOTICE)は空港の入国審査時に必要となるため渡航日まで大切に保管しましょう。
なお、2020年からパスポート付着式査証ステッカー制度は廃止されています。

滞在目的別に必要な書類

申請するビザの種類によって必要となる書類が異なります。
以下の書類を予め準備したうえで申請手続きを行いましょう。

短期総合ビザ(C-3)申請に必要な書類

  • 残存有効期間が6か月以上あるパスポート
  • 査証発給申請書
  • 6か月以内に撮影した顔写真1枚(カラー、サイズ35mm×45mm)
  • 住民票
    ※全ての記載事項および家族事項を省略せずに発行してください。
  • 招待状などの入国目的を確認できる書類
  • 在学証明書

一般研修ビザ(D-4)申請に必要な書類

  • 残存有効期間が6か月以上あるパスポート
  • 査証発給申請書
  • 6か月以内に撮影した顔写真1枚(カラー、サイズ35mm×45mm)
  • 住民票
    ※全ての記載事項および家族事項を省略せずに発行してください。
  • 3か月以内に発行した標準入学許可書(コピー可)
  • 1か月以内に発行した最終学歴証明書または在学証明書(原本)

留学ビザ(D-2)申請に必要な書類

  • 残存有効期間が6か月以上あるパスポート
  • 査証発給申請書
  • 6か月以内に撮影した顔写真1枚(カラー、サイズ35mm×45mm)
  • 住民票
    ※全ての記載事項および家族事項を省略せずに発行してください。
  • 3か月以内に発行した標準入学許可書(コピー可)

ワーキングホリデービザ(H-1)申請に必要な書類

残高証明書および健康診断書を除き、全て3か月以内のものをご用意ください。

  • 査証発給申請書
  • 残存有効期間が6か月以上あるパスポート
  • パスポートのコピー
  • 住民票
    ※全ての記載事項および家族事項を省略せずに発行してください。
  • 犯罪経歴証明書(アポスティーユ認証不要)
  • 1か月以内に発行した健康診断書
    ※病院および検査項目の指定はありません。レントゲン、血液検査など身体の健康状態が確認できる診断書の用意が推奨されています。
  • 海外旅行保険の保険証券(補償額が4,000万ウォン以上の医療保険が対象となり、加入期間が10か月以上のもの)
  • 在学証明書または最終学歴証明書(専門学校含む)
  • 居住予定証明書(ホテルの予約確認書や賃貸契約書など)
  • 1年間の観光就業活動計画書(韓国語または英語での記載に限る)
    ※就業、語学学習、宿泊先に関する計画をワープロで具体的に作成してください。
  • 1か月以内に発行した本人名義による30万円以上の残高証明書(コピー不可)
  • 往復航空券または船舶券のコピー(40万円以上の残高証明書を提出する場合は不要)

外国人登録について

韓国に91日以上滞在する場合は、身分証明書となる外国人登録証の取得が必須です。入国日から90日以内に手続きを行う必要があり、申告が遅れると罰金が科せられる場合があるためご注意ください。また、申請手続きは韓国の出入国管理事務所で行われるため、渡航前に韓国法務部の公式ウェブサイト「ハイコリア(Hi Korea)」で訪問予約を行いましょう。
手続きにはパスポート、外国人登録申請書、6か月以内に撮影した顔写真1枚、手数料(約3万5,000ウォン)が必要です。加えて一般研修ビザ(D-4)または留学ビザ(D-2)を所有している方は在学証明書、賃貸契約書のコピーなど滞在証明書類の提出が求められます。出入国管理事務所では受付後に必要書類を提出し、手数料の支払いなどの手続きを行います。申請から発行まで約2~3週間かかり、登録証は出入国管理事務所または郵送(郵送料別途)で受け取ることが可能です。

韓国のワーキングホリデービザでできること

韓国のワーキングホリデービザ(H-1)は、アルバイトで収入を得ながら旅行や韓国語の勉強など様々な活動ができます。滞在期間中は語学学校やアルバイトで現地住民と交流を深め、日常生活で韓国の文化や韓国語を学ぶことが可能です。ただし、就労のみを目的とした滞在は認められないため、アルバイトをする場合は語学学校への通学が必須条件となります。また、ワーキングホリデーを利用する場合は就学や就労期間は定められていませんが、就労時間には制限(週25時間以内)が設けられているのでご注意ください。

ビザ申請時の注意点

ビザ申請における必要書類や提出形式(原本またはコピー)は申請先によって異なります。万が一申請書類に漏れや不備があった場合は受理されないため、全ての書類を揃えたうえで手続きを行いましょう。また、大使館および領事館では午前中のみビザの申請を受け付けており、訪問する前に申請先の公式ウェブサイトで予約を行う必要があります。
ビザの申請手続きを行う際は、必要書類と併せてパスポートの有効期限も確認しましょう。残存有効期間が6か月以上あるパスポートの用意が必須となり、確認できない場合はビザが発給されません。残存有効期間が6か月未満の場合は、予め更新手続きを行ったうえでビザを申請してください。

K-ETA申請はこちら 出発の72時間前までにお願いします