韓国での乗り継ぎ(トランジット)にK-ETA(ケーイータ)申請は必要?【2024年最新】
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韓国で乗り継ぎ(トランジット)を行う場合K-ETA(ケーイータ)申請は不要です
韓国での乗り継ぎ(トランジット)や乗り換え(トランスファー)にK-ETAは不要です。ただし、トランジットエリア内に留まることが条件となるため、荷物の預け直しやチェックイン手続き等で入国が必要な場合はK-ETAの対象となります。
韓国での乗り継ぎ時にK-ETA(ケーイータ)申請が必要な場合とは
韓国での乗り継ぎ時に、トランジットエリア外にある店舗の利用や荷物を預け直す方は入国審査が必要です。該当する方はわずかな時間でも「韓国への入国」と見なされるため、K-ETAの取得が求められます。
K-ETA(ケーイータ)申請時の注意点
K-ETAは申請手続き完了から結果通知まで最大72時間を要しますが、申請が増加する時期などはそれ以上に時間がかかる場合があります。航空機や船舶の搭乗手続き時にK-ETAの取得が確認できない方は、搭乗拒否の対象となりますのでご注意ください。また、乗り継ぎや乗り換えに伴い韓国で入国手続きを行う方もK-ETAが必要となるため、渡航前に申請手続きを行いましょう。
K-ETA申請の際は以下の3点をご用意ください
- 期限が有効でICチップ搭載のパスポート
- スムーズな送受信が可能なメールアドレス
- 決済に使用するクレジットカード(申請者名義でなくても可)
幼児や未成年者のK-ETA(ケーイータ)申請
2023年7月3日より、17歳以下と65歳以上を対象にK-ETAの取得義務が撤廃されました。当該の方はパスポートのみで渡航が認められますが、“入国カードの提出が不要”などK-ETA申請による特典を希望する際は任意で申請可能です。申請料の決済に使用するクレジットカードは申請者以外の名義でも審査に影響はありませんが、保護者等が代理で手続きを行う場合を含め申請者本人のパスポート情報が必要です。
なお、2023年7月2日以前に取得したK-ETAも有効期限まで利用可能です。
トランジット / トランスファー / ストップオーバー(レイオーバー)の違い
乗り継ぎや乗り換えにはトランジット、トランスファー、ストップオーバー(レイオーバー)が存在します。頻繁に海外へ渡航する方には馴染み深い言葉ですが、明確な違いがあるため事前に把握しておきましょう。
3つの言葉の意味と注意点について解説します。
トランジット(transit)とは
トランジットとは「乗り継ぎ」を指し、航空機や船舶に目的地までの燃料や食糧を補給し再び同一機体で目的地へ出発するための準備を意味します。海外便のトランジットは1~2時間ほどの停留が多く、乗客は機内または船内での待機やターミナル内のトランジットルームへ案内されます。なお、トランジットの間に機内や船内の清掃が行われる場合があるため、座席から離れる際はパスポートと貴重品を携行し足元やシートポケットの荷物は頭上の荷物棚へ入れましょう。
トランスファー(transfer)とは
トランスファーは「乗り換え」を指します。同一の航空機や船舶に燃料や食糧の補給を行うトランジットに対し、トランスファーは補給が完了している新たな機体(船体)への乗り換えを意味します。「乗り換え」を含めトランジットと総称されることがありますが、トランスファーの場合はすべての手荷物を持って移動する必要があるため注意が必要です。また、時間帯や空港によりターミナル間の移動および新たな搭乗券の発行が求められる場合があります。
ストップオーバー(stopover)、レイオーバー(layover)とは
ストップオーバーは「経由地で24時間以上の滞在」または「日付をまたぐ滞在」を指します。アメリカ英語に則し“レイオーバー”、日付をまたぐ24時間以内の滞在では“トランジット”と呼称されることがありますので注意が必要です。基本的に乗り継ぎ国への入国手続きと荷物の受け取りが求められますので、渡航前にビザや電子渡航認証など入国条件をご確認ください。
韓国の入国手続き
外国籍の方が韓国へ入国する際は下記の提出が求められます。
韓国へ向かう航空機内で配布されますので、入国審査をスムーズに行うため機内で記入を済ませましょう。入国カード・税関申告書の項目を事前に確認し、回答の準備をお勧めします。なお、健康状態質問書はQ-CODE(検疫情報事前入力)の登録により、提出が不要となります。
入国カード
K-ETAを利用して入国する方は入国カードの提出は不要です。
ビザを利用して入国する方は、機内や船内で配布される同カードへ韓国語または英語での記入が求められます。
入国審査をスムーズに行うため項目を事前に確認し、回答を準備しておきましょう。
入国カードの記入項目
- 姓名
- 性別
- 国籍
- 生年月日
- 職業
- 韓国での滞在先住所、電話番号
- 入国目的
- 署名
税関申告書
韓国に入国するすべての渡航者は税関申告書の提出が義務付けられます。用紙は機内または船内で配布されますので、迅速な通関のため到着前に回答を済ませましょう。税関申告書は日本語での記入が可能です。家族で入国する場合は、1枚にまとめて回答することができます。別送品がある際は税関申告書を2枚回答し、入国審査時と別送品の通関時に税関長へ提出が求められます。税金の事後納付を希望する場合は、その旨を税関職員に伝えましょう。
税関申告書の記入項目
- 姓名
- 生年月日
- パスポート番号
- 滞在日数
- 出発国
- 同伴家族の人数
※単独で入国する場合は0人と記入してください - 搭乗機名
- 電話番号
- 滞在先の住所
- 税関申告事項(申告する物品情報)
- 日付
- 申告者名
- 署名
旅行者税関申告モバイルアプリ
仁川国際空港第2ターミナルまたは金浦国際空港から入国する方は、専用アプリ“여행자 세관신고”(旅行者税関申告)による事前の電子税関申告を推奨します。GoogleアプリストアまたはApp Storeからダウンロードし必要情報を登録することで、予想税額が自動計算され二次元コードによる迅速な税関手続きが可能です。
Q-CODE(検疫情報事前入力システム) / 健康状態質問書
過去の渡航歴や現在の健康状態に関する情報の提出が求められます。登録後に発行される二次元コードの提示で入国時の検疫手続きが完了するため、政府は“Q-CODE(検疫情報事前入力システム)”の利用を呼びかけています。“Q-CODE(検疫情報事前入力システム)”が利用できない方は、入国カードや税関申告書と同時に配布される健康状態質問書での提出が求められます。Q-CODE(検疫情報事前入力システム)に関する詳細は韓国 Q-CODE(検疫情報事前入力システム)の登録方法をご確認ください。
更新日 : 2024/10/09