韓国の電子渡航認証K-ETA(ケーイータ)の申請方法
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K-ETA申請一時免除のお知らせ
韓国政府による観光客誘致策の一環として、日本国籍の方は2024年12月31日までK-ETAの取得が免除されます。なお、K-ETAを取得せず渡航する際は、入国カードの提出が必須です。詳しくは4月1日より日本を含む22か国と地域に対しK-ETAを免除 訪韓観光客の誘致強化を促進をご確認ください。
韓国の観光旅行にはK-ETA(ケーイータ)申請が必要です
18歳~64歳の日本国籍者が一般的な観光や短期商用を目的として韓国へ渡航する際は、K-ETA(ケーイータ)の申請が必須です。K-ETAは一度の渡航で90日以内の韓国滞在を認める電子渡航認証で、K-ETAを管轄する韓国法務部や航空会社は出発3日前までの申請を推奨しています。
K-ETAは申請から取得までオンラインで完了し、ビザのように大使館へ赴く必要はありません。また、申請者のパスポート番号と紐付く仕組みのため、書類やスタンプは発給されません。認証が承認された方は最長72時間以内を目安に「渡航認証許可」が通知され、有効期限内であれば複数回の韓国渡航が認められます。K-ETAによる渡航認証許可を取得していない方は、航空機や船舶への搭乗が拒否されますので必ず申請しましょう。
このページでは、スマートフォンとパソコンでのK-ETA申請手順を解説します。
K-ETA(ケーイータ)申請に必要なもの
K-ETAを申請する際は下記をご用意ください。
- 期限が有効でICチップが搭載されたパスポート
- 申請料金の支払いに使用するクレジットカードまたはデビットカード
- スムーズな送受信が可能なメールアドレス
- 正面から撮影した顔写真データ(パスポートの顔写真でも可)
K-ETA申請はスマートフォンまたはパソコンにて10分程で完了します。登録には姓名、生年月日、性別、国籍、パスポート番号、電話番号、メールアドレス、入国目的、滞在先住所、感染症歴などの入力と顔写真のアップロードが必要です。申請料金の支払いには下記のクレジットカードまたはデビットカードが利用できます。カード名義は申請者本人以外でもK-ETAの審査に影響はありません。
申請手順を解説
申請ページにアクセス
スマートフォンから行う場合
- App StoreまたはGoogle Playから専用アプリをインストール
- アプリを起動し、表示言語のプルダウンメニューから「JPN」を選択
- 「K-ETA申請する」をクリックし申請を開始
パソコンから行う場合
- 韓国法務部管轄のK-ETA公式ウェブサイトにアクセス
- 表示言語のプルダウンメニューから「JPN」を選択
※表示言語は韓国語と英語にのみ対応していましたが、2023年より日本語、タイ語、中国語、スペイン語、フランス語、マレー語も選択可能となりました。ただし、入力はこれまで通り英語(ローマ字)または韓国語のみとなります。 - 「K-ETA申請する」をクリックし申請を開始
STEP1. 国籍の入力と利用規約の確認
- 「本人の大陸を選択」で“ASIA-PACIFIC”(アジア)、国籍では“JAPAN”(日本)を選択
※日本国籍者の場合 - 個人情報、感染症歴・犯罪歴、パスポート番号の収集と利用に関する同意書や利用規約を確認し、すべて「同意する」を選択
- 「次へ」をクリック
STEP2. メールアドレスを入力
- パスポート番号を入力
- K-ETA申請結果を受信するメールアドレスを入力
- 「確認」をクリック
重要
G-mailなどのフリーメールや携帯通信会社のメールアドレスは、受信拒否や迷惑メールフォルダ等に振り分けられる場合があります。確実に送受信が可能なメールアドレスをご入力ください。
STEP3. パスポート情報を入力
「ファイル追加」をクリックしパスポートの顔写真ページ画像をアップロードすることで、パスポート情報欄が自動入力されます。自動入力を利用しない場合は直接入力も可能です。パスポート記載の通り入力されていることをご確認ください。
- 国籍を選択
- 性別を選択
- 姓をローマ字で入力
- 名をローマ字で入力
- 生年月日を入力
- パスポート番号を入力
- パスポート有効期間満了日を入力
- 「次へ」をクリック
パスポートや身分証明書に姓または名の記載がない方
姓の記載がない方:名の入力欄に姓名をすべて入力し、“Surname Unknown”をチェックしてください。
名の記載がない方:姓の入力欄に姓名をすべて入力し、“Given name Unknown”をチェックしてください。
姓名の入力欄に「該当なし」や「*」など姓名以外を入力しないようにしましょう。
17歳以下と65歳以上はK-ETA申請が免除
2023年7月3日より、17歳以下と65歳以上を対象にK-ETAの取得義務が撤廃されました。当該の方はパスポートのみで渡航が認められますが、“入国カードの提出が不要”などK-ETA申請による特典を希望する際は任意で申請可能です。生年月日の入力後に表示される下記メッセージの“同意する”にチェックを入れ、申請を進めましょう。
大韓民国に入国するためにK-ETAを申請する必要はありません。
K-ETAの特典を受けるには、入国時に入国カードの提出が不要になるなど、以下の点に同意していただく必要があり、この場合は申請料がかかりますのでご注意ください。
※K-ETA要件は17歳以下および65歳以上は免除されますが、入国日に18歳になる方はK-ETAの承認が必要です。
STEP4. 申請情報を入力
- 他国籍の有無を選択
※登録した国籍以外の国籍を現在保有している方は“はい”を選択し、該当する国籍を選択してください。日本国籍のみの方は“いいえ”を選択してください。 - 連絡が可能な電話番号を入力
- 過去の韓国訪問歴を選択
※初めて韓国へ訪れる方は“いいえ”を選択してください。 - 入国目的を選択
※“観光”と“団体旅行”を選択した方は、「旅行会社名」と「旅行会社の電話番号」の登録が必要です。 - 韓国滞在先の住所と電話番号を入力
住所の検索方法
「郵便番号の照会」をクリックし、住所検索ページに滞在先の郵便番号5桁と道路名の住所を英語(ローマ字)で入力します。ハイフン(-)やコンマ(,)など記号を入力して検索することはできません。
(例)下記住所で検索する場合
韓国語住所 부산 희망구 사랑대로 34길 6 / 우편번호 12345
道路名住所照会 : 「사랑대로 34길」の英語表記“Sarang-dero34-gil”を入力し検索
郵便番号照会 : “12345”を入力し検索
検索候補から滞在先住所を選択し、「住所の詳細」欄にホテル名やアパート名・棟・号室などを入力します。候補に滞在先住所がない場合は「NONE」と入力しましょう。郵便番号がわからない場合は郵便番号の検索より確認が可能です。
- 職業を選択
- 韓国政府が指定する15種類の疾患または感染症に関する情報を入力
※現在いずれかに罹患または感染している方は「はい」を選択し、詳細の入力が求められます。 - 犯罪歴の有無を入力
※自国(日本)または国外で刑事事件により逮捕や起訴、有罪判決を受けたことがある方は「はい」を選択し、詳細の入力が求められます。 - 顔写真をアップロード
アプリでのアップロード手順
アプリの場合は「ファイル追加」をクリックするとカメラが起動しますので、その場で撮影し顔写真をアップロードします。ファイルサイズ(容量)と画像サイズ(大きさ)は自動で調整(リサイズ)されます。
ウェブサイトでのアップロード手順
ウェブサイトからアップロードする際はパソコンに顔写真のデータを保存後、「ファイル追加」をクリックし当該のデータを選択してください。ウェブサイトからアップロードする際は、ファイルサイズ(容量)と画像サイズ(大きさ)の自動調整(リサイズ)機能はありません。画像選択時に「写真ファイルのアップ可能容量を超過しました」などのエラーが表示された場合は下記要件を満たしていることを確認し、再度アップロードを行いましょう。
- カラー写真であること
- 帽子、スカーフ、サングラス、派手な模様の衣服を着用していないこと
- JPEGファイルであること
- ファイルサイズ(容量)は100KB以下であること
- 画像サイズ(大きさ)は縦横700ピクセル以下であること
- 正面を向きカメラを見つめていること
※写真が要件を満たしていない場合は、審査で不利益を被る場合がありますのでご注意ください。
入力したデータを一時保存したい方は、「一時保存」をクリックすることで7日間保存されます。引き続き申請を続ける際は「次へ」、前のページに戻る場合は「戻る」をクリックしてください。
STEP5. 入力情報の確認
- 表示される入力情報に誤りがないか確認
- 誤りがない際は「決済」をクリック
※誤りがある場合は「修正する」から正しい情報を再入力しましょう。
ご家族やグループで一括申請を行う場合
ご家族やグループで申請を行う場合は、代表者の情報登録後に「メンバー追加」より最大50人まで一括で申請を行うことができます。一括申請では同一のクレジットカードでまとめて決済され、申請結果は代表者のメールアドレスへ通知されます。メンバーの申請結果は、K-ETA結果照会へ申請番号※またはパスポート番号を入力することでも確認が可能です。
※申請番号とは
申請ごとに発行する番号で、一括申請を含めメンバーごとに割り当てられます。2桁の数字と2つのアルファベット、8桁の数字からなり、“허가 번호”や“許可番号”、“Application Number”とも記載されます。
STEP6. K-ETA(ケーイータ)申請料金の支払い
決済画面は英語表示となります。
- 支払う金額を確認
※韓国の通貨“ウォン”の単位となります。 - 「金融取引の利用」「個人情報の収集・利用」「個人情報の共同利用・委託」に関する規約の同意確認にチェック
※各規約の詳細は“more”から確認が可能です。 - クレジットカード情報を入力
- 「NEXT」をクリック
STEP7. 決済完了
K-ETA申請受付メールが登録したメールアドレスへ送信され、手続きは完了となります。
K-ETA申請受付メールに記載される申請番号は、申請結果の確認や滞在先住所等を修正する際に必要です。大切に保存してください。
申請結果の確認方法
K-ETA申請の結果は数時間から72時間ほどで登録したメールアドレスへ通知されます。ただし、迷惑メール対策の受信設定などにより不達となる場合があるため、72時間経過後も通知メールが届かない方は下記手順で確認しましょう。
- K-ETA公式ウェブサイトまたはK-ETA公式アプリの「K-ETA申請結果」より「K-ETA結果照会」をクリック
- 「申請番号またはパスポート番号」「生年月日」を入力し「照会する」をクリック
※申請番号はK-ETA申請受付メールをご確認ください。 - K-ETA申請結果を確認
※申請が承認された際は“사전 여행 허가서”(電子渡航認証)と有効期限が表示されます。
登録情報の変更方法
入国目的、滞在先住所、電話番号を変更する場合
K-ETAは有効期限内であれば何度でも利用が認められるため、入国目的、滞在先住所、電話番号は渡航ごとに変更が可能です。
- K-ETA公式ウェブサイトまたはK-ETA公式アプリの「K-ETA申請結果」より「申請情報を修正」をクリック
- 「申請番号またはパスポート番号」「生年月日」を入力し「照会する」をクリック
※申請番号はK-ETA申請受付メールをご確認ください。 - 登録情報を確認後「修正」をクリック
- 正しい入国目的、滞在先住所、電話番号を入力し「保存」をクリック
※住所の検索方法はSTEP4. 申請情報を入力をご確認ください。
入国目的、滞在先住所、電話番号以外を変更する場合
入国目的、滞在先住所、電話番号以外の個人情報(姓名、生年月日、性別、国籍、パスポート番号、顔写真、渡航歴、感染症歴、犯罪歴)は、K-ETA取得後の変更ができません。これらの情報に誤りがある場合は正しい情報での再申請が必要です。
韓国渡航にはK-ETA(ケーイータ)の事前申請が必要です
日本国籍の方が観光や短期商用を目的にビザなしで韓国渡航する際は、電子渡航認証K-ETAの取得が義務付けられます。申請から結果通知まで最長72時間かかるため、早めの手続きをお勧めします。入国時にK-ETAの提示は求められませんが、韓国法務部は電子渡航認証の印刷またはコピーの携行を推奨しています。
渡航許可の承認が得られない際の対処方法はK-ETA(ケーイータ)申請で認証が拒否される理由と対処方法についてをご確認ください。
更新日 : 2024/10/05