韓国 Q-CODE(検疫情報事前入力システム)の登録方法
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Q-CODE(検疫情報事前入力システム)とは
Q-CODEは韓国入国に必要な検疫情報を事前に登録できるシステムで、新型コロナウイルスによる入国手続き煩雑化の緩和策として2022年3月より導入されました。国際的な人の往来や帰国の支援、感染対策の両立を目的として韓国疾病管理庁は国籍・年齢を問わずすべての渡航者へ利用を呼びかけています。入力手順や記入例を確認し、渡航前に登録しましょう。
登録完了後に発行される二次元コードを入国審査時に提示することで、手続きの簡略化が可能となります。二次元コードは、スマートフォン画面または印刷した書面の提示が求められます。入力項目にはパスポート情報、連絡先情報、韓国での滞在先に関する情報に加え健康状態の質問が含まれます。
※2022年10月1日より検疫要件が緩和され、現在はワクチン接種状況の申告義務はなくなりました。
14歳未満の渡航者は保護者または法定代理人の情報が必要
14歳未満の渡航者がQ-CODEを申請する際は、保護者など法定代理人の同意が必須です。申請者本人のパスポート番号のほか、法定代理人のパスポート番号とメールアドレスの登録が求められます。Q-CODEは年齢を問わずすべての渡航者の登録が必要となりますので、14歳未満の同行者がいる場合は忘れずに申請をお願いします。
Q-CODE未登録の場合は現地で「健康状態質問書(HEALTH QUESTIONNAIRE)」を提出
オンライン環境の問題などによりQ-CODEが利用できない方は「健康状態質問書」 の提出が必須です。同書類は機内(船内)で配布され、その場での記入が求められます。なお、渡航の際はQ-CODEのほか、電子渡航認証K-ETAや滞在目的に応じたビザの取得が必要です。電子渡航認証K-ETAに関する詳細は韓国電子渡航認証K-ETA(ケーイータ)とはをご確認ください。
Q-CODE(検疫情報事前入力システム)の登録手順を解説
登録専用ウェブサイトにアクセス
①“English”(英語)を選択
※表示言語は韓国語・英語・中国語・ベトナム語から選択可能です。
②“Go”をクリックし登録を開始
STEP1. 規約の同意
②国籍の地域を選択
③国籍を選択
※直接入力も可能です。
④「利用規約」「個人情報の収集と利用への同意」「固有識別情報プロセス」「機密情報の処理内容への同意」への同意
※④の同意により、「利用規約」「個人情報の収集と利用への同意」「固有識別情報プロセス」「機密情報の処理内容への同意」すべての“Agree”(同意)にチェックが入ります。
⑤STEP2.へ
Q-CODE利用規約への同意は“Agree”(同意)をクリックすることで成立し、規約変更後も継続利用される場合は同意とみなします。365日24時間の利用が可能ですが、システムメンテナンスなどにより停止する場合があります。サービスの利用に関するお知らせは、やむを得ない場合を除き原則として1週間前に通知します。個人情報管理の責任は利用者にあるため、入力情報やパスポート番号を他人に教えないようにしましょう。当システムはセキュリティ対策を徹底し、犯罪捜査や法令の手続きを除き利用者の個人情報を提示および漏洩することはありません。また、違反や迷惑行為があった場合は利用の制限および削除を行います。サービスに関して利用者に損害が生じても、当システムは一切の責任を負いかねます。
※詳しくはQ-CODEウェブサイトの利用規約をご確認ください。
Agreement to the Collection & Use of Personal Information / 個人情報の収集と利用への同意
個人情報などQ-CODEで収集する情報は2か月にわたり保存され、韓国入国者の防疫と防疫業務に利用されます。
Unique Identification Information Process / 固有識別情報プロセス
パスポート番号は2か月にわたり保存され、韓国入国者の防疫と防疫業務に利用されます。
Agreement to the Details of Processing Sensitive Information / 機密情報の処理内容への同意
健康状態に関する情報は2か月にわたり保存され、韓国入国者の防疫と防疫業務に利用されます。
STEP2. パスポート番号とメールアドレスの入力
①パスポート番号を入力
②メールアドレスを入力
※14歳未満の方は、保護者など法定代理人のパスポート番号とメールアドレスの入力も求められます。
③STEP3.へ
STEP3. パスポート情報の入力
①“family name”(姓)を入力
②“Given name”(名)を入力
※①②が不明な場合は“Unknown”をチェックしてください。
③生年月日を選択
④STEP2.で入力したパスポート番号が自動入力されます
⑤STEP4.へ
STEP4. 入国・滞在先情報の入力
①韓国の到着予定日を選択
②滞在先住所を入力
※“Search Zip Code”(郵便番号の検索)をクリックすると別ウィンドウが開きます。入力手順はSTEP4-1. 滞在先住所の入力をご確認ください。
③携帯電話番号を入力
※韓国で通話可能な携帯電話を所持していない方は、”I do not possess a mobile phone.”(私は携帯電話を持っていません)をチェックしてください。
④宿泊先など韓国内にて連絡可能な電話番号を入力
⑤STEP5.へ
STEP4-1. 滞在先住所の入力
①郵便番号を入力
②表示される候補一覧から該当住所を選択
※ホテルの住所は旅行会社発行の行程表やGoogleマップで確認が可能です。
③“Street name address”は選択した住所が自動入力されます
④“Enter detailed address”は③に続く詳細な住所や建物名を入力
※③で住所が完結する場合は“None”(なし)と入力します。
⑤“Address input”をクリック
※ウィンドウが閉じSTEP4.の入力画面へ戻ります。STEP4.の②に入力内容が反映されていることをご確認ください。
STEP5. 検疫情報の入力
2022年6月8日より施行された検疫対応方針に基づき、検疫情報の入力は不要となりました。STEP5.の入力画面はスキップされ、STEP6.へ遷移します。
(2022年6月8日から施行された検疫対応方針により、ワクチン接種証明書や隔離免除書の有無にかかわらず、入国後の隔離措置は不要です)
STEP6. 健康情報の入力
入国3日前まで入力できないため、“Temporary Save”(一時保存)をクリックしウェブサイトを閉じてください。
You will be able to input the information regarding health condition beginning 3 days before your departure date.
(入国3日前から健康状態に関する情報の入力が可能です)
健康状態に関する情報を申告します。虚偽の情報を申告した場合は検疫法に基づき罰則が科される恐れがありますので、正確な情報入力が求められます。
1. 過去21日間における滞在歴の回答
①滞在国の地域を選択
②滞在国を選択
日本以外に滞在歴がない場合は①に“Asia”、②に“Japan”を選択してください。複数の国に滞在した方は、“Add visiting country”(訪問国を追加)から最大4か国の登録が可能です。
※①②に関し滞在日が過去14日以内の方は、“Visited within 14 days”(14日以内に訪問)をチェックしてください。過去21日間に滞在した国が日本のみの場合、チェックは不要です。
2. 過去21日間における疾患歴の回答
③過去21日間に以下のような症状が表れた方は“Symptom exists”(症状あり)を選択し、いずれの症状もない方は“Symptom does not exist”(無症状)を選択
④“Symptom exists”(症状あり)を選択した方は症状の詳細を申告
※当てはまる症状をすべてチェックしてください。
Shivering=震え
Headache=頭痛
Sore throat=喉の痛み
Runny nose=鼻水
Coughing=咳
Difficulty with breathing=呼吸困難
Vomiting=嘔吐
Stomachache or diarrhea=腹痛や下痢
Rashes=発疹
Jaundice=黄疸
Deterioration of mental functions=精神機能の低下
Continuous mucosal bleeding[eye, nose, mouth]=目、鼻、口粘膜からの継続的な出血
Other symptoms=その他の症状 ※具体的な症状を入力
3. 服薬や受診歴、野生動物との接触の有無について回答
⑤該当項目を選択
Took the symptom-related drug=発熱など症状を緩和する薬を服用した
Visited a local hospital=医療機関を利用した
Made contact with an animal=野生動物に接触した
⑥STEP7.へ
STEP7. 入力内容の確認
①入力内容に誤りがある場合は “Modify”(変更)から修正してください。
Certificate of Quarantine Exemption=隔離免除証明書
Confirmation of Negative PCR Test Result1.2.3=PCR検査の陰性証明書1.2.3
上記書類の登録は不要となりました。そのため“INPUT FILE INFORMATION”(入力ファイル情報)の一部が“Unregistered”(未登録)となっていますが、Q-CODEの発行に支障はありません。
②入力内容が正しければ“Submit”(送信)をクリックしSTEP8.へ
STEP8. 二次元コードの発行
登録完了のお知らせと二次元コードがメールアドレスへ送信されます。
Q-CODEの登録は以上となります。
注意事項
- Q-CODEの登録は韓国入国を保証するものではありません。入国可否の最終的な判断は、到着した空港または港での入国審査官に委ねられます。
- Q-CODEは正確な情報の入力が求められます。虚偽または不正確な情報を登録した渡航者は、法令に基づき罰則または入国拒否となる場合があります。
- 発行された二次元コードは韓国の到着空港にて提示が求められます。スマートフォンへの保存または事前に印刷した書面を携行してください。
Q-CODEを利用しなければ、韓国へ入国できないのでしょうか?
Q-CODEを利用しない方も韓国への入国は可能です。Q-CODEを利用しない場合は、機内または船内で配られる「健康状態質問書(HEALTH QUESTIONNAIRE)」の記入が求められます。迅速な入国手続きを行うため、韓国疾病管理庁はQ-CODEの事前登録を推奨しています。
情報入力時にエラーで入力ができない場合はどのように対処したらよいですか?
公式ウェブサイトで使用できる言語は、韓国語・英語・中国語・ベトナム語のみとなります。ブラウザによりウェブページが自動翻訳されていると正しく入力できない場合があります。言語表示を切り替えて再度お試しください。Q-CODEの利用方法や入国後の検疫手続きに関するお問い合わせは、韓国疾病管理庁のコールセンターへご連絡ください。
住所:Osong-eup, Heungdeok-gu, Cheongju-si, Chungcheongbuk-do, Korea
電話番号:+82-2-2163-5945 (日本国内から) 1339 (韓国内から) ※英語での対応可
公式ウェブサイト:Korea Disease Control and Prevention Agency
発行された二次元コードは次回の韓国渡航時も使用できますか?
発行された二次元コードは1回の入国に限り有効です。次回渡航する際は、新たにQ-CODEを登録する必要があります。
Q-CODE登録後に発行される二次元コードは、印刷した書面も認められますか?
検疫官に提示する二次元コードは、同コードを表示したスマートフォン画面のほか印刷した書面も認められます。
スマートフォンの電池切れなども考慮して、書面の用意をお勧めします。
Q-CODEの登録情報を誤った場合、どのように修正すればよいですか?
修正には2通りの方法があります。
方法②:二次元コードを取得済みの方は、Q-CODEウェブサイトの “INPUT RESULT”(入力結果)からも修正が可能です。パスポート番号、メールアドレス、生年月日、韓国の到着予定日を入力後、”Inquiry”(問い合わせ)から入力内容をご確認ください。”View the details of the input”(入力内容の詳細を表示)ページの”Modify”(変更)にて、STEP3.から登録内容の修正が可能です。
更新日 : 2024/10/15