韓国へ交換留学に行く方法は?応募条件や費用についても解説

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韓国へ交換留学に行く方法は?応募条件や費用についても解説

更新日 : 2025/10/02

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韓国の交換留学は、授業料の負担を抑えて韓国語や韓国文化を学べる点が大きな魅力です。応募には一定の成績や語学力が求められ、渡航後の住居の確保や生活費などの準備も必要になります。本記事では、交換留学の仕組みや詳しい応募条件、申請手続きの流れから滞在中の過ごし方まで分かりやすく解説します。

韓国の交換留学とは?

韓国の交換留学とは、日本の大学に在籍しながら韓国の提携大学で一定期間韓国語を学べる制度です。交換留学は一般的な留学と異なり、両大学間の協定に基づいて実施されるため、様々なメリットがあります。例えば、留学先の大学の学費が免除される点が大きな特徴です。日本の大学に通常どおり学費を納めることで、交換留学が認められるため費用の負担を軽減できます。また、留学先で取得した単位が日本の大学で認定されることも多く、卒業や進級の遅れといったリスクが少ない点も魅力と言えるでしょう。交換留学の制度を活用することで、韓国の文化を肌で感じながら語学力や国際感覚を身に付ける貴重な機会となります。

韓国交換留学の応募条件

韓国への交換留学を希望する場合、応募には一定の条件が設けられています。大学での在学期間や成績の平均点、語学能力など派遣先である韓国の大学が定める基準を満たしていることが必要です。一般的な応募条件は、以下の通りです。

成績平均点

日本の大学に所定の期間(1年以上または2学期以上)在籍し、一定のGPA(成績評価)を満たす必要があります。交換留学において求められるGPAは4.0満点中2.5以上が目安とされることが多く、大学によっては3.0以上を条件とする場合もあります。この成績評価は、留学先での学習能力を証明するための基準となっています。

語学要件

語学要件は授業の言語に応じて基準が設けられており、韓国語能力試験(TOPIK)や英語試験(TOEFL-iBT、IELTSなど)のスコアによる証明が必要です。韓国語で授業を受ける場合はTOPIK 3級以上の取得が求められることが多く、英語で授業を受ける場合にはTOEFL-iBTで70~80点程度が目安となります。その他にも人事評価や面接、小論文の提出などを課す大学もあり、学力に加えて留学への意欲や適応力も重視されます。応募条件は大学によって異なるため、各大学の公式ウェブサイトで最新の情報をご確認ください。

韓国交換留学の申請方法・手順

韓国への交換留学には、日本の大学で行う手続きと韓国の大学への出願手続きが必要です。以下では、それぞれの手続きについて詳しく解説します。

日本の大学(派遣元)での申請手続き

韓国への交換留学を希望する方は、留学の約1年前から情報収集を始め、大学の国際交流課や留学センターで申し込みを行いましょう。大学によっては年に1~2回の募集期間が設けられており、その期間に応募書類を提出します。主な提出書類は、志望理由書、成績証明書、語学試験のスコア証明書、推薦状などがあります。なかでも志望理由書は特に重要で、なぜ韓国への留学を希望するのか、留学で何を学びたいのか、将来どのように活かしたいと考えているかを具体的に記載する必要があります。

韓国の大学(派遣先)への出願

書類審査や面接を経て大学から推薦される学生として選ばれた後に、派遣先である韓国の大学へ交換留学の申請を行います。出願の際には、改めて申請書類の提出が必要です。派遣先の大学から合格通知が届いた後は、入学許可書に基づいてビザの申請や渡航の準備を進めましょう。また、学内選考を通過した後も正式に交換留学生として受け入れられるまでの間は、一定以上のGPA(成績評価)を維持することが重要です。

韓国交換留学にはD-2ビザが必要

韓国で交換留学を行う場合、学生ビザの一種である留学(D-2)ビザの取得が必要です。D-2ビザは、韓国の大学や大学院において正規の教育課程を履修する学生に対して発給されるビザです。なお、韓国での滞在期間は通常6か月から2年間となります。

D-2ビザの取得方法

留学(D-2)ビザは、駐日本国大韓民国大使館または領事館で申請・取得します。D-2ビザの申請には、まず留学先の大学が発行する「入学許可書」が必要です。入学許可書には、学習期間、専攻分野、滞在期間などが記載されています。その他に、在籍大学からの推薦状や交換留学協定書のコピーに加え、銀行の残高証明書などの財政能力立証書類が必要です。ただし、必要書類は大使館または領事館によって異なる場合があるため、事前に駐日本国大韓民国大使館または領事館の公式ウェブサイトでご確認ください。

D-2ビザの必要書類一覧

交換留学に必要な書類

  • 査証発給申請書
  • パスポート
  • パスポートのコピー(人的事項面)
  • 顔写真(サイズ3.5cm×4.5cm、カラー、背景白)
  • 住民票(すべての記載事項及び家族事項を省略せずに発行)
  • 手数料
  • 標準入学許可書
  • 留学予定大学の事業者登録証(コピー可)
  • 滞在費の立証書類(銀行の残高証明書など)
  • 所属(本国)大学の長が発給した推薦書
  • 交換留学であることを立証する書類(招待大学の公文、大学間で締結した学生交流協定書など、コピー可)
  • 在学証明書(1か月以内の原本、1学期以上を修学したことを立証)

上記の書類に加えて、健康診断書などの追加資料を求められる場合があります。必要書類は駐日本国大韓民国大使館または領事館によって異なるため、訪問予定の領事館の公式ウェブサイトで事前に確認してください。

D-2ビザ取得時の注意点

D-2ビザを利用して韓国に入国した場合、一定の条件を満たすことで就労が可能です。アルバイトを希望する学生は、最寄りの出入国管理事務所で「資格外活動許可証」を取得する必要があります。取得後は、週20時間以内のアルバイトが認められ、長期休暇中は就労時間を増やすことも可能です。また、韓国留学中はビザの有効期限と滞在期間を把握しておくことが重要です。滞在期間を延長する場合は、早めに出入国管理事務所を訪れて延長申請の手続きを行う必要があります。

韓国交換留学にかかる費用目安

交換留学中にかかる費用は、留学時期や生活スタイルによって大きく異なります。費用の目安や、費用を抑えるためのポイントは以下の通りです。

費用の内訳

韓国交換留学では授業料が免除されますが、韓国への渡航費や家賃、食費などの生活費は自己負担となります。居住費は最も大きな支出項目の一つであり、大学寮を利用する場合は月額3~6万円程度が一般的です。
また、食費は月額2~4万円程度、交通費は月額5千円程度を見積もっておくと安心です。その他には、携帯電話やインターネットの利用も欠かせないため、通信費も忘れずに予算に組み込む必要があります。

費用を抑えるポイント

韓国交換留学の費用を抑えるには、居住費と食費を節約することが効果的です。住居は、大学寮への入居を最優先に検討すると良いでしょう。寮費はアパートなどを借りる場合より安価で、光熱費が含まれていることも多く、さらに他の学生と交流する機会も得られます。食費については、自炊や学生食堂の利用が有効な方法です。特に学生食堂では栄養バランスを考慮したメニューが比較的に安価に提供されており、日常的に利用しやすい環境が整っています。その他にも、交通費は学生割引きを活用することで節約が可能です。

韓国交換留学におすすめの大学

韓国には国際交流に力を入れている大学が多く存在します。特に人気が高いのは、通称SKYと呼ばれるソウルの三大名門大学です。SKYは「ソウル大学校」「高麗大学校」「延世大学校」の3校を指し、学歴社会として知られる韓国ではこれらの大学を卒業することが就職活動に有利とされています。
その他にも、観光名所として知られるほどキャンパスが美しい「梨花女子大学校」や、韓国語教育に力を入れている「西江大学校」も日本人留学生に人気があります。地方都市の大学では、釜山大学校や慶北大学校が交換留学先として選ばれており、都市部とは異なる文化を体験できます。

韓国交換留学の過ごし方

韓国での交換留学を充実させるためには、事前の準備と現地での過ごし方が重要です。以下では、留学生活を成功に導くためのポイントを解説します。

交換留学前の準備

交換留学前の準備では、現地での生活準備に加えて韓国語の学習が欠かせません。挨拶や自己紹介、買い物、道の尋ね方などコミュニケーションを円滑にするために、日常会話レベル以上の韓国語の習得を目指しましょう。
また、韓国での常識やマナーを身に付けておくことも重要です。韓国では、年上や目上の人に対する敬意や優先順位を重要視します。日本も敬語を大切にしますが、韓国ではより厳格で身内であっても目上の人には敬語を使うのが基本です。その他にも食事のマナーや贈り物の文化について知っておくと、現地での生活に役立ちます。

交換留学中の生活

韓国到着後は、まず生活基盤を整えることが大切です。外国人登録証の取得、銀行口座の開設、携帯電話の契約など韓国での生活に必要な手続きを早めに済ませましょう。これらの手続きには時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。
また、復習や宿題に取り組む時間を確保したうえで、サークル活動や留学生コミュニティに参加するのもおすすめです。さらに、大学寮やシェアハウスでの共同生活において積極的にコミュ二ケーションを取ることは、韓国語の上達や異文化理解を深める機会となるでしょう。

交換留学後のキャリア

韓国の交換留学で得た知識や経験は、将来のキャリア形成において大きな強みとなります。就職活動では、留学を通じて培った語学力やコミュニケーション能力、新しい環境への適応力などをアピールすることができます。特に、韓国と日本は経済的・文化的な繋がりが深いため、韓国語スキルを持つ人材の需要は高まっています。日韓ビジネスを扱う日本企業や韓国企業への就職はもちろん、起業を目指す際にも韓国文化への理解や現地で築いた人脈が大いに役立つでしょう。

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